鵜澤の気まぐれブログ

普段の勉強したこと、気づいたことなどを知識の整理も兼ねて挙げていきます♪

浮き足立つ

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こんな経験したことありますか??

 

私は高校受験を合格した時と、臨床でずーっと悩んでいた患者さんの解決の糸口が見えた時に

嬉しさと興奮でこのような状態になったことをよく覚えています。

 

 

長い勉強からの解放感、臨床の悩みが解決するかもしれないという期待感、もしくは達成感や爽快感とも言えると思います。

 

 

これらの感覚は、一言で言うと「嬉しい」だとなんとなく感じています。

 

 

さて、なぜ今回この『浮き足立つ』をテーマにしたかと言うと、

普段子供達を見ていて、この状態を目にすることが多いからです。

大人からしたら小さな出来事でも、子供からしたらとても新鮮で楽しいことであり、テンションがすぐに上がる子供はすぐにこの状態になります。

 

 

私自身、小さい頃はじっとしていられず、

「歩いて移動出来ない」「鎖が取れた犬のよう」

など親によく言われていました。

今でこそ、そのような”落ち着きのなさ”は無くなりましたが、相当親には色々な意味で迷惑をかけたと思っています。笑

 

 

話を戻します!笑

 

この、『浮き足立つ』という状態は、

気分の高揚や行動、発言などで見て取ることができますが、

私は理学療法士なので、“姿勢”という面から考えています。

 

 

姿勢と心理にはとても深い関係があり、

例えば

嬉しい時にうつむいた姿勢をとらないのと同じで

気分を示すパラメータだとも考えることができます。

 

 

『浮き足立つ』という状態は、

言い換えると『地に足がつかない』とも言え、

このような状態では安定して歩くことができません。

 

人生という壮大なテーマに沿ってみても

同じことが言えると思います。

『浮き足立った状態で足元すくわれる』ということもあるかもしれません。笑

 

 

姿勢で考えると、爪先立ちの状態です。

それと、気分が高揚し、気持ちが前に前に行ってしまっているため、胸は前に突き出した姿勢です。

 

実際に、この姿勢をとって頂くと分かると思うのですが、、

 

ものすごく疲れます。笑

 

 

しかし、この疲れる姿勢も気分が高揚している時などは適度な疲労にあたり、満足感や充実感を余計にもたらしてしまう可能性があります。

 

適度な運動をした後や筋トレをした後に感じるあの心地の良い満足感に似ています。

 

ある意味で、負のスパイラルですね。笑

 

 

先ずは爪先立ちの状態から解説していきます。

爪先立ちの姿勢になると、ふくらはぎの筋肉が強く働きます。

アキレス腱のかたさとも言えるでしょう。

ふくらはぎが過剰に働き続けると、背中側の筋肉全体が縮こまり硬くなります。そうなると、腰痛や肩こり、頭痛などの症状が起こる可能性があります。

 

そして、ふくらはぎは第2の心臓とも呼ばれており、重力で落ちてしまった血液を心臓に押し戻す作用があります。

そのふくらはぎがかたくなり、うまくポンプ作用が働かなくなると血液が心臓に戻ることができず、

足の重さや浮腫み、息苦しさなども感じるかもしれません。

 

次に、胸を張ってしまう姿勢の解説です。

この姿勢は、いわゆる反り腰からの腰痛になってしまったり、肋骨がうまく動けなくなり、呼吸の息苦しさや腹筋の弱化などもうんでしまう可能性があります。

 

 

要するに、あまりオススメはできない姿勢ということですね。笑

 

この姿勢が長く続くと、筋膜がかたまり、

なかなか緩むことができなくなってしまいます。

すると、心は休みたいと思っていても、

姿勢が休む姿勢にならずに疲労困憊してしまいます。

 

 

つまり、

“休みたいのに休めない身体”

“リラックスできない身体”

“疲れやすい身体”

になってしまう可能性があります。

 

 

私も、いまだに力を抜いてリラックスしていることが苦手な為、

現在はヨガに通い、その練習をしています。笑

 

 

実際に関わっている子達(子供に限らず)も

同じような状況なのでは?と考えると、

より一層、姿勢の大切さに気づくことができます。

 

 

さらに、現代はストレス社会と言われており、

多くのストレスがかかる中で

“強く胸を張ってなきゃいけない”

“踏ん張って前に進まなきゃいけない”

など、言葉遊びのようになってしまうかもしれませんが、このような状態の人も同じような姿勢や状況になってしまっているのでは?と思います。

 

 

じゃあ、どんなことをすればいいの??

と思う方のために、簡単なケア方法をご紹介します。

 

 

察しの良い方はなんとなく気づいているかもしれませんが、とても単純です!

 

 

ゆっくり深呼吸をし、アキレス腱からももの裏にかけてよくストレッチをします。

深呼吸の時の意識は、吸った息が背中に溜まるようなイメージで(背中を膨らませる)行います。

 

長座体前屈の姿勢で、

無理せず前屈をしたままゆっくりと背中を膨らませるイメージで深呼吸をするのも良いかもしれませんね!!

 

 

どれくらいやればいいの??

とよく聞かれることがありますが、

逆に質問です。

どれくらいなら出来そうですか??

 

 

そうです。先ずは出来る範囲でやって頂くので十分です。

 

なぜなら、ストレスがたまって身体が強張ってる人に3分間いきなりこれを続けるなんて

かなり酷な話だと思います。

 

リラーックスして、気持ちよく出来る範囲で是非やってみてください。

 

ポイントは、

・痛くなく気持ちよく

・ゆっくり深呼吸      です!

 

ちなみに、腰痛など既にある方は無理をしないでください。

腰痛の状態によって、

一概には言えないのですが、負担をかけない動かし方がちゃんとあるので

また気が向いたら書いてみようと思います!笑