身体と向き合う
いきなりですが、みなさんは自分の身体を大切にしていますか??
内容や頻度はさておき、私は今、毎日意識しています。
なぜそんなことをするかというと、
健康で元気でいたいのはもちろんですが、
身体に関わる仕事をしている人間が、自分の身体を分からないなんて恥ずかしいと思っているからです。
髪の毛がボサボサの美容師
太っているスポーツインストラクター
虫歯だらけの歯医者
爪が汚いネイリスト
靴が汚い靴屋さんなどなど、
プライベートは自由でいいと思いますが、
仕事として関わる以上は
先ずは自分自身ができていないと信用できないですよね?
私自身も常にはできていませんし、まだまだ足りないことだらけですが、少しでも自分の身体を知ろうと勉強の毎日です。
自分自身の身体を意識するようになったのは、
2年前にピラティスを職場の先輩から教わり始めてからです。元々、空手と野球、水泳、サッカーなどを習っていたこともあり、身体の感覚には自信がありました。
そして実際にインナーマッスルと呼ばれる筋肉を中心に、身体を安定させながら動かそうとすると、これがなかなか上手くいかずにフラフラしたり無駄な筋肉を強く使ってしまったりと、とても下手くそでした。笑
しかし、運動を多くやっていたことが幸いしたのと、先輩の教え方がとても分かりやすかったことの両面があり、最初は苦戦したもののとても楽に身体を動かせるようになってきました。
その時に気がついたことが、脚(太もも)が細くなったことに驚きました。
以前よりも上手に身体を使えて、強い力も安定して出せるようになったにも関わらず、筋肉が大きくなるのではなく、細くなったのです!
私の身体に何が起こったかというと、
身体の中心である体幹が安定することで、
より効率よく力を発揮できるようになりました。
そして、今まで体幹が安定しなかった分を代わりに支えてきた太ももの大きい筋肉(大腿四頭筋)が休めるようになってきました。
その結果、
無駄に頑張りすぎていた筋肉が休めるようになる。
つまり、
無駄な筋肉は減らす。
という変化が起こったのです。
単純に考えると、筋肉がなくなると考えられます。
しかし、私は元々空手と野球をずっとやってきて、
特に空手の蹴る力は大きな筋力を必要としていました。
高校生2年生の頃、キックマシンをやったことがあるのですが、
右で500kg、左で450kgを出していた記憶があります。
どれくらいの強さかというと、
右の蹴りは、野球のボールが180kmの速さで直撃する強さと同じと考えられます。
(当時、サッカー部の友達は350kgくらいでした。)
空手をやめて5年以上も経っているのに、その筋肉が残っていることを考えると、
普段の生活では必要ない筋肉と言えます。
体幹を鍛えることで、結果的に脚痩せしました。笑
今までスキニーパンツを履こうとすると、太ももの途中で止まってしまっていたのが、今ではお尻がまだ大きいのですが、なんとか履けるレベルにまで変わってきました!笑
そして脚痩せだけでなく、もう1つ大きく変わったことがあります。
それは、体温が上がったということです。
本来ピラティスは、身体を効率良く動かせるようになるものでもあるため、効率良く動ける身体になるとエネルギー消費が減り痩せにくくなってしまう。という考え方があります。
しかしそれは間違いで、効率良く身体を動かせるようになるために、インナーマッスルと呼ばれる筋肉がしっかりと働くようになってきます。
そのインナーマッスルが常に安定して働くため、体温の上昇と筋肉を常に使うことによる消費カロリーのアップが望めます。
体温が1度下がると、免疫機能が30〜40%減少すると言われており、体温の上昇は免疫機能にとってもとても大切なこと。というのが分かります。
体温が上がった証拠に、
毎年私は今くらいの時期になると39度近い高熱を出しダウンしてしまいます。笑
花粉症で鼻がつまり口呼吸になることで喉をやられてしまうためです。
今年もまんまとかかりました。
しかし、今年はほとんど熱が上がらずにすぐに改善しました!
結果熱は出て具合は悪くなってしまったのですが、症状の程度が明らかに軽度でした!!笑
昔は平熱が36.2だったのですが、
今では平熱は36.8あります。
自分の身体を通して身体の使い方を勉強をするつもりで行っていた運動も、当初の目的以外の発見や成果が得られてとても楽しく感じています。
今気付いている変化として脚痩せと体温の上昇がありますが、
今後も続けていくことでまた違った発見や新たな変化が出てくることを考えると、継続することの困難が減り、毎日の楽しみとして取り組めるようになってきました。
普段から姿勢や身体の使い方を意識することはしていたものの、改めて運動をしようとすると面倒くさいや眠いが先行して毎日の日課になっていなかった“身体と向き合う時間”ですが、
元々なんでも3日坊主だった私が今続けられている理由は、続けている内容(筋トレやケアなど)が目的から方法に変わったからだと考えています。
そう。今までは、ただやっていたから続けるのが億劫になってしまっていたのです。
筋肉をつけるためにやっていた筋トレはあくまで方法であったのにも関わらず、いつしか筋トレが目的になってしまい、そうなるとなんのためにやっていたかが分からなくなり続かなくなってしまうと言うことです。
さらに、“1つの方法で1つの目的”ではなく、
“1つの方法で複数の目的”に変わったことにより、継続する意味をより感じられるようになったことが大きいと考えています。
まだまだ、毎日の運動として取り組み始めたのはほんの最近のことですが、今後も続けていきたいと思います。
(ピラティスは毎日やっておらず、月に2〜3回の頻度で教わっていただけでした。最近になって筋トレやケアを通して毎日取り組むようになった為、また違った変化等が感じられてくると思います。その時はまた、同じタイトルで挙げさせて頂きます。)